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植物の話題


by 静吉

崋山・・・変化個体

崋山の変化個体。
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崋山自体は雪山実生品といわれています。

堀尾さん(元美咲園)がかなり高価にて小さな苗を入手して楽しみに栽培していましたのを覚えています。個人的にも美咲園に行くたびに姿を見ていたので、小さな苗の内は本当に興味深い個体だなあと思って、いずれ手に入れて栽培したいなあと思っていました。
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崋山は覆輪が美しい個体で、初期のころは虎物銘品「雪山」の実生覆輪とか言われていたけど、どうもそうではなくて、後年堀尾さんも雪山実生説には疑問を持ち出していた風に感じられました。

自分も大きく育った崋山は、ちょっと素直な連城丸っぽくて小苗時代から比べると全く食指が動かない品種になりました。
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ところがここに掲載した崋山は、その崋山の芽変わりとも言える「変化個体」でかなり小型です。当然ですが堀尾さんのところで変化した個体で、その堀尾さんから譲っていただいたものです。これは面白いです。
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崋山が本来姫葉の覆輪個体なのに、この個体は紺覆輪を中心とした芸になっている。

覆輪個体の仔芽などは転覆して紺覆をかけて出てくることがあるが、それは一時の芸でやがて背に紺を出して覆輪に芸に出てくるものである。転覆したままだと普通の覆輪では育たないけど、崋山の覆輪はややオリーブグリーン的であるので、転覆したままでも育つはずです。

この個体は出芽の時に転覆し紺覆輪をかけて出てくる芽とは少し違って、そのまま紺覆輪で育ちながら紺覆の幅が広く出たりして通常の転覆芸とは違う感じである。
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小型なのに仔出しも良くて株立ちとなっていますが、その分は根下しが悪くなっており、株分けはなかなか望めないでしょう。
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親木というのもなんですが、中央の木の紺覆輪の深さは、どうしてどうしてなかなかの見応えがあります。
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このままこの芸が固定してくれれば新品種になる可能性も高いです。ですがそういった評価を得るには、はやりある程度の個体数が欲しいところですね。
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ちなみに崋山の名付け親である美咲園園主は2016年末で美咲園を廃業しており、今後富貴蘭には係わることはないおつもりのようです。これは残念な事でしたが、いずれ趣味者としてで富貴蘭界に戻る可能性もなくもないとは思います。

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厳島静吉 携帯080-1279-2190



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by midorinohouseki | 2017-01-23 19:56 | 崋山