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植物の話題


by 静吉

虎聖(とらひじり)

玉聖は「たまひじり」とリリース元の静岡の創作富貴蘭家・曽根園芸さんが名付けています。

青海型の葉姿に大聖海の斑模様を移植したものです。
ですから、玉聖は【青海型】でなければ玉聖とは言えません。

玉聖は「大聖海♀×青海♂」交配です。
玉聖から、大無双系交配の覚王山タイプが生まれる事はまずないでしょう。といってもあり得ないかと言えばそれは否定しませんけど、葉姿が違うのでそれは玉聖ではもうありません。

青海は受粉親としては不稔ですが、種親としての花粉が採れるので花粉を使って交配が行われ、さらに交配のF1からF1同志のセルフや戻し交配も行われてF2似て青海型の個体が生まれてきています。


同じような交配で作っても、静岡の創作富貴蘭家・曽根園芸さんの「玉聖」と静岡の個人実生創作家のM氏の「彩海」とで形態と柄行きに違いがあるようです。このへんは人それぞれの個性が結晶するものなのでしょう。

今回は玉聖の虎という物を手に入れました。
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ヤフオクでも時々見かけていて、これ本当に玉聖なのかなあと思っていたので調べてみたら曽根さんのサイトで、玉聖の虎というのがヒットしました。

タイトルは「玉聖」極小苗を追加UP!」のページの中の三枚の画像の中の再下段の個体が玉聖の虎です。

「大聖海♀×青海♂」交配で虎タイプが生まれるというのはちょっと不思議です。大きな葉はフラスコの中で育ったものと思いますが、この葉だけを見ればまるで虎物の金鏤閣の葉です。縞の玉聖とは実生兄弟であっても、明らかに別の形質が強く出ています。

虎の玉聖はフラスコ内では下葉位に大きくなっていても、このタイプ縞よりも葉緑素が少ないのでフラスコから出したらとたんに生育が落ちたのと、葉姿が青海型に変化したこととあいまって生育が極端に悪くなったようです。どうやらフラスコから出て3-4年は経っているようです。

玉聖の虎タイプですが、これを玉聖とするには玉聖の本芸は青海型で富嶽縞ですから縞がない玉聖は兄弟でも玉聖ではちょい無理がありますので何か良い名前がないかと考えて、安直ですが【虎聖】(とらひじり)と仮名を付けてみました。

実生作出者でもないのに勝手に名前を付けちゃったりしてはいけないかもしれないけど、芸と品種の混乱を排除する目的ですのでご了承ください。

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画像一枚目は【虎聖】タイプですが、二枚目三枚目画像(同じ個体)は葉姿が変化していますけど、これはこのまま固定するものではなくてやがて青海タイプへと移行してくると思います。

本芸の玉聖であれば多分白花系の青海型花が咲くと思いますが、これらの虎聖は軸の色が濃い目なのでひょっとしたら色の濃い青海型の花が咲いてくれるといいかなと思っています。

紹介した植物がご希望であればお問い合わせください
〒192-0072 東京都八王子市中野山王3-5-23
山王ビル101
厳島静吉 携帯080-1279-2190



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by midorinohouseki | 2017-04-16 09:47 | 虎聖