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IS_engei

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by 静吉

翠々苑(すいすいえん)

ラベルにあるようにこの個体には翠湖月という名前がついていました。

韓国富貴蘭品種に翠月湖という品種があるそうで、その名前をちょっともじって安易に命名したのであろうと思われる。あるいは翠湖月は翠月湖を単純に間違えたかである。
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静岡の富貴蘭愛好家で実生も積極的になさっているM氏に9月末頃に交換会で出合いまして、この話題になってあれは自分が作った華泉の縞です。個体によって色々なタイプがあるので、あれはぐりぐりとするタイプですと言っていました。

↓静岡の実生家M氏のブログ
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その時に何人かの方にあれは良いねと言ってもらえて、うれしかったような、ちょっと得意げな気持にもなったものです。

翠湖月の由来と素性が静岡の実生家M氏の作出と判明したけど、一般的な華泉縞とはタイプも違うし翠湖月は青軸青根で特徴もあるので、それならばオリジナル個体として自分の好きに名前を付けようと名前を考えました。
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手に入れて約一ヶ月経って根が伸びて、その根が青根であることを確認したので、青軸青根の豆葉の縞であることが確定しました。名前は最初にそう思っていた「翠々苑(すいすいえん)」にしました。
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青軸青根なので「翠々」で「苑」は錦とか殿とかはちょい飽きたので、語呂の良さだけで翠々苑なのだwww
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親だけを見ていると青軸ではあるが、この形なら確かに華泉の縞と言ってもあながち問題ないかなあと思えます。
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小さな仔の方がどうもダメになりそうなのですが、殖えは悪く無さそうなので力を入れてしっかり作ってみようと思っている。

華泉は本来泥軸だけど、実生では青軸も生まれるのは不思議ではない。

覚王山も私のところには青軸があるし、玉聖(ぎょくせい=青海型縞)の青だけど青軸もある。

たぶん玉聖の青軸もあると思う。

緑宝×青海で生まれた一玄丸にも青軸っぽい物があったりして、も白花が咲きますので、一玄丸の完全青軸もどこかにはあるでしょう。なんったって玉聖の片親は青軸虎富嶽の大聖海です。F2で青軸の玉聖が生まれていても不思議ではありません。ちなみに一玄丸の白化タイプを私は「白玄丸(はくげんまる)」としています。

余談ながら、青海タイプのF2は花も青海似で美しいので、たとえ青でも花ものとして大切に育てたいものです。青海の花って型変わりですが富貴蘭の中ではまとまった姿でとても美しいのです。

以上までは前回のことで、2017年10月19日新たな情報が手に入ったので追補しておきます。

2017年10月19日追加情報:

韓国ではこの品種に韓国風蘭連合会で「翠月湖취월호)」という名前がついているようです。

韓国の韓国風蘭連合会の富貴蘭紹介サイトで、翠月湖は「翠華殿×富嶽」のF2であると明確な説明があり、翠月湖は青軸青根品種であることが分かりました。

ここに翠々苑とした個体も青軸青根です。

そして華泉縞泥軸泥根で葉の彎曲はしないですし、葉姿も違っているので今回は翠月湖とは何も関係がないことになりました。

結果的に入手時に翠湖月と称された品種は、翠湖月でもなくて、華泉縞でもなくて、韓国名の翠月湖に決まりでしょう。

この個体にについている仔は、既に翠華殿の特徴である姫葉風に葉が展開してきています。

最初仔のこの葉を見て、ひょっとしたら矮化薬を使用して富嶽を豆葉風に創り上げたものかなとも疑っていました。紛い物を掴んだのかなと不安でした。

韓国では以前に矮化薬で豆葉風にした個体が出回って問題になり、裁判沙汰になることもあるらしいと美咲園で聞いていたので、そのような個体の可能性もあるかなとでこれは嵌ったかなとも思ったりもしました。

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(仔の方はやや姫葉風になって「翠華殿×富嶽」F2の特徴が出ています)

ですが「翠華殿×富嶽」F2であれば、仔はF2で翠華殿タイプも分離してできたのでしょう。

親は豆葉風になっていますがこれはフラスコからの影響がまだ強く残っているのでしょう。フラスコの中では葉がやや長くなるタイプでも豆葉みたいな姿をしていることは多々あるのです。

仔の方を見れば葉姿は華泉よりもなるほど翠華殿ぽい感じですが、親だけ見ていたら華泉縞にも見えます。でも仔の姿から見ても、軸と根の色からしてもこれは華泉系ではないでしょう。

華泉富嶽でも青軸青根がないとはこれは言えませんが、葉姿まで違っては華泉縞の範疇にはいりません。

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(親だけ見れば華泉縞にも見える)

翠湖月華泉縞とかで全く混同させられましたので、翠湖月と、翠月湖の二つの名前を使うことはしたくないので、翠々苑(韓国名・翠月湖)を日本での自分なりの暫定名称にしたいと思います。

翠々苑が翠華殿×富嶽のF2であったことはこれはかえってうれしいです。

なぜなら、豆葉の縞でもぼつぼつボリュームがある個体が欲しいなあと思っていたところなのです。しかしこれは怪我の功名的だったというものです。

翠華殿タイプの柄物では大覆輪の「神の雫」もありますが、手に入りやすい「」は博奕過ぎるし、翠華殿の白牡丹的芸斑である「御神渡」はまだおいそれとは買えないでので翠々苑を楽しむとしましょう。

翠湖月(入手時の名前)、翠月湖(韓国名品種)と似た名前二つで、このブログでも翠湖と翠湖の名前が入り乱れてしまいましたけど先ほど整理しました。いい加減に品種を導入されたおかげで、二つの名前を区別して使うのにすっかり混同してしまいました。韓国富貴蘭品種名の翠湖月ではありますが、ここはやはり自分は日本名は「翠々苑(韓国名・翠月湖)」で行こうと思います。はあ・・・ややこしかったw

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by midorinohouseki | 2017-10-19 17:32 | 翠々苑